患者さんは病院で診察を受けるとかなりの割合で処方箋を受け取り、薬を購入するためにドラッグストアや調剤薬局に足を運んで来られます。その際、カウンタ越しの薬剤師は患者さんとどのような向き合い方をしているのでしょうか。
とあるドラッグストアで、処方箋を渡すと薬剤師の方は何も言わず、薬がストックされている部屋に入り、しばらくすると指定された薬を取り出してトレイに載せて戻ってきます。そして「今回の薬は〇〇です。会計は△△円になります。」とだけ言葉を交わして終わります。
このようなやりとりを見ていると、彼らの存在意義ってなんなんだろうと強く感じます。人を看ているのではなく、病気を見ているだけなんだなぁと感じざるを得ません。もう少し人に目を向ける薬剤師が増えれば、カウンタでのやりとりで患者さんの心は温かくなり、病をもっと早く吹き飛ばす一助になると信じています。